そのIT資格、本当に価値がありますか?

はじめに

日経ITProに以下の記事が掲載されていた。資格コレクターとしては、アンケートに回答しない理由はないので書いてみた。

itpro.nikkeibp.co.jp

そもそも資格とは

資格は、大きく分けて公的資格、民間資格の区分があり、さらにその中でも、
独占資格と認定資格に分かれると思います。

例えば、運転免許証は、この資格がないと車の運転ができませんから独占資格で、公的な機関が発行しているので、公的資格と言えるでしょう。

IT系資格は、独占資格というものはなく、認定資格しかないというのが、私の認識です。

私の資格の考え方

私の勤務先は、たぶん、資格を取ったことに対する優遇は大きくて、それなりの一時金をもらえます。
昔は、もっともらえました。自分は、資格を集めている動機はそれで、投資をしたとしてもある程度回収できるという見通しがあったのでやっていました。

もうひとつ位置づけがあって、仕事の中で学んだことを形にしておこうという考え方でやっています。
取得するハードルが高いモノも当然あって、それは多少実務がないと厳しいものですね。そういうものは特に。

理由は他にもあり、すごく昔ですが、資格を持っていたことで仕事を紹介してもらえたりとか、そういう経験がありまして、ないよりはいいかなと思っているところはあります。

最近では、専門は何ですかと聞かれることがあったりするので、職務経歴書を提出する場合には、わざと省略していたりします。
PMとかは、自分もやりたい位置ではないので、よく省略しますし、名刺には印刷もされていない(笑)

でも、この仕事やりたいと思ったときに、自分のスキルで拒否されることは少ないので、ある程度証明されているのかなと思っています。

資格の「価値」とは

この記事の中で、資格の「価値」について書かれていますが、実務、昇進、転職、昇給しかないんですよね。

それは、他に、稼げる資格であるかとか、自分の絶対的な価値や、部署での立ち位置に響くものもあると思っています。また、その資格を持っていることが、新しい仕事をする上で邪魔なときもあります。異動を願い出ても、その資格を持っているばかりに異動できなかったりということもありますし、取得する年齢によっても価値が違ったり。

どちらにしても、アンケート結果が楽しみです。

資格だけではない?

あと、資格がないカテゴリもありますよね。他にも、資格とは別の世界で、コミュニティへの貢献だったり、勉強会を主催することも大事だと思います。ITエンジニアとしては様々な立ち位置があると思います。

資格が大事ではないとは言いませんが、それとは、別の価値観もあるべきですし、それが正しい姿だと思います。

資格ビジネスという言葉もあり、資格を作ることで、そこから出る様々な利益を追うというのもありますね。資格を作ることで良いこともあるので、ビジネスそのものは否定しません。

ということで、駄文でした。

投稿者

SAP認定テクニカルコンサルタント(Basis)、AWS認定12冠、情報処理安全確保支援士(SC)、情報処理技術者資(ST/SA/PM/NW/DB/SM/AU/SU/SG/AP/FE/IP)
Swift/Kotlin愛好会、SORACOM UG Tokyo、AWS IoT専門支部の3つのコミュニティ運営、AWS Community Builder の一員としても活動。
フィギュアスケート観戦、クラシックや吹奏楽鑑賞、アイドル、アニメ、声優など興味の対象は幅広いです。

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