2/12(日)に、文京シビックホールで開催された「シエナ・ウインド・オーケストラ」第35回定期演奏会 ブラス・ロックを聞いてきました。シエナに関しては、東京圏の公演であれば、ほぼ、毎回チケットを買うんですが、今回はファンクラブ販売がないことから、佐渡裕さんの指揮を見たいがために、できるだけ前をとりました(笑)
前半の1曲目は、トッカータとフーガニ短調。個人的には、昔、吹奏楽のひびきというラジオ番組で聞いて(今も放送してますね)、いつか生で聞いてみたいと思ってそのままになっていた曲の一つです。サウンドはやはり素晴らしく、ちょっと感激しました。
2曲目は、2つの交響的断章。なぜ、ロックなのにこの曲なのかが、今ひとつピンとこなくて不思議に思っていたんですが、音楽のおもちゃ箱のコーナーで種明かししてくれて、妙に納得でした。これは、シエナの過去のCDに収録されていたので、曲名で、これかーと思いました。
2曲の後は、佐渡さんの題名のない音楽会的なおもちゃ箱で、最近は、楽典的な話よりかは、楽しい方が優先されていたように思うので、非常に興味深かったですね。題名のない音楽会のようだと、自分に突っ込まれていたのは、ちょっと笑っちゃいました。お話の後に、ヘイ・ジュードをみんなで歌うコーナーというのは、シエナらしくて、面白かったですね。
後半は、1曲目が、ディープ・パープルメドレー。名曲揃いの中で、やはり有名なのは、スモーク・オン・ザ・ウォーター。UCCのブラック無糖のCMソングで有名だと、パンフレットにも書いてありましたが、この曲のしょーもない歌詞は昔から知っていましたが、聞くと、やっぱり、ブラック無糖で、それ以外の何者でもないなと、友人たちと話しておりました。
最後は、タルカス。去年の題名のない音楽会の放送の中で、佐渡さんがオーケストラ版で指揮されていた曲というのをすっかり失念していました。生で聞いて、この曲へのこだわりが今回の演奏会の趣旨だったのかと改めて認識しました。
今回は、トランペットパート、ホルンパートには、なんて辛い譜面なんだと思いながら聞いていましたが、今回は、打楽器群の大活躍なしには、語れないだろうなと。とにかく、荻原さんのティンパニがとってもかっこよかったです。えぇ。
アンコールは、シエナの持ち曲?の「主の」と、いつものように、お客さんと、星条旗。今回は、文京シビックのチケットが早々になくなった影響なのか、少なめでしたね。中・高校生少なかったなぁ。佐渡さんは、やっぱり、年配者にとても人気あるのかな。
今回の全体的な印象は、プロバンドであるシエナにしかできないものを目指している感じが印象的でしたね。佐渡さんが指揮すると、最近は、毎回高度なものに行く傾向が顕著ですね。私は、シエナの演奏会は、毎回楽しみにしているので、これからも継続的に見に行きます。
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