響け!ユーフォニアム2最終回上映会
2016年12月25日18:00から、新宿ピカデリーで、TVアニメ『響け!ユーフォニアム2』最終回先行上映会があると、友人からおもむろに送られてきたメールに反応して申し込みました。
2015年10月から、第1期シリーズが始まり、劇場版を経て第2期の締めくくりを劇場で観ることができるのは、幸せな作品だなと思って観ていました。いや、観ることができて本当に良かったです。
イベント内容
イベントは、前半が最終回の上映会、後半が、黒沢ともよさん(黄前久美子役)、寿美菜子さん(田中あすか役)によるトークショーでした。1時間という短い時間のイベントでした。
イベントの感想
前半のアニメーションについては、本当に京都アニメーションらしく、素晴らしい出来だなと実感させられました。第1期、劇場版からのカットも挿入された回送シーンもなかなかの圧巻で、伏線として貼られた話を全て回収していくそのこだわりは、さすがだなと。
サウンドについても、アニメーションにあうような構成での音作りも相変わらず凄いなと。
作品が進むにつれて全ての回の出来が良すぎて、どれだけ手をかけているのかと。
商業用アニメーションである以上、収益を上げることも大事な訳で、どうやってバランスを取っているのかといつも不思議に思います。
後半は、役者中心のトークでした。最終回のともよさんの演技に心奪われる感じでしたが、役者陣としては、キャラクターをどう作るかというそのこだわりについて、熱弁しているところが印象的でした。
作品全般の感想
京都アニメーションが「響け!ユーフォニアム」という小説をアニメーションにするという話を最初、聞いたときに、「けいおん!」で大成功を収めてるとはいえ、楽器はたくさんあるから描くのもそう簡単ではないし、のんびりお茶会ばかりではないし(笑)、経験者の多い吹奏楽を描いて、京都アニメーションの評価を下げることがなければいいなと思っていたんですが、それは、杞憂でしたね。
楽器をヤマハさんから借りて、一つ一つ絵を起こすところから初めて、演奏法もそれぞれ違うのに、アニメーションとしてここまで作り上げるとか凄いです。自分もちらっと楽器をやっていたので、音と指使いは今でも少し分かりますが、正確に描かれていて凄いです。
第1期シリーズでは、地区大会までの取り組みを描いていましたが、この手の話らしく緩い胸の話をしてみたり、その一方で熱い吹奏楽部の細かな練習を描いていたのは印象的でした。「水色の悪魔」は、死ぬほど笑いました。チューニング音やバックの練習音に至るまで、どれだけこだわるのかと思いながら、最終回の演奏シーンまで描いて、これは凄いなと。
それと、「愛を見つけた場所}を使ったエンディング、あれは素晴らしかった。
劇場版は、ひとえにマーチングシーンに目を奪われて複数回見ましたね。録り直しした役者の演技は、最初は、違和感があって思うところがあったのですが、観るにつれて録り直した方が正解だったのかなと思っています。
第2期では、たくさんあるんですが、あえてあげるなら、吹奏楽をやったことのある人ならよく知られている「宝島」とか2016年4月に亡くなられた真島俊夫さんアレンジの曲も登場して、リアルな京都駅でのコンサートも感激しながら観ていました。よく見ると、ちゃんと譜面も宝島の譜面だったり(そこは省略でもいいと思うのですが)、見返すと毎回発見がありすぎて驚かされます。実際の関西大会は、強豪校(有名校)があまりに多く、簡単には突破できなくて有名ですが、さらっと突破してましたね。
原作には、他校の失敗で関西大会を突破できたことになっていますが、これをあえて描かなかったのかなと解釈しています。実際にはそうかもしれませんが、実際、部活で取り組んでいる人たちのことを尊重しているのかなと。
全体を通して、キャスティングも考えているなと思って見ていました。ちゃんとチームになるように、後輩、先輩の関係ができやすいように。メディアミックス展開可能なように、考えているなと。個人的には、久川綾さんが出ているのがたまらなく良かったです。
まとめ
とりあえず、BDを全巻、それ以上に、待ちに待ったサウンドトラックの発売を予約して届くのを楽しみにしているこの頃です。いったんテレビ放映は終わりですが、もうちょっと展開は続くので、もう少し見守っていきたいです。
BDの映像特典とかも楽しみです。第1期の吹奏楽部の日常のその3の男子の日常は非常に笑ったので。パート関係なく仲良いのはその通りですね。
参考
http://news.ponycanyon.co.jp/2016/12/17177news.ponycanyon.co.jp
アイコン
公式から配布されているアイコンを見ていて、この小笠原晴香の一言に尽きると思ったので貼っておきます。
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